今年の北海道高校入試問題(数学)

数学については
若干、易しくなったという感想を持っています。
裁量問題がこんなもん?
という感じです。
特に立体が絡まなかったのは少し驚き。
どこかで見たことのあるような
あるいはよくやらせていたような問題が多かった印象です。
多分、証明は厳しい人が多かったのではないかと思います。
ただ、中点連結使うよねと気づけたらあとは時間がかからない。
比較的、学校でもよく取り上げているところですが
自分で線をひかせるタイプはちょっときつい。
あらかじめ引いてあることが多いので。
裁量では、ほぼ僕の予測したとおり、
① 整数・確率複合問題。2次関数もしくは2次方程式と絡むかな
と思って、前日も頭の体操風に解き方教えていた。
② 誘導が丁寧なので、弧と円周角の関係にはすぐに
気づけたかな。
③ 関数と図形。等積変形にはすぐ気づくのだけれど、どう使えばいいかは
練習量によるので、素直に方程式に落とし込んでやるほうが、
リスクが少ない可能性が高い。
かっこよく等積変形使いたかった人も多いかもしれないけど。
ただ、訳わかんない座標は(a,b)とおいて処理する。
徹底してきたことが実践で生きたかな?
多分、昨年に比べて、満点取る人は多いのではないかと思います。
あくまで、中学校の数学の範疇を超えるものではないから。
昨年までは発想を中学受験風に変える必要があったと思う
それに比較すると明らかに組みやすい。
6角形も面積を求める公式教えてあるので、行けるだろうし
角錐も正8角錘までなら、方法を教えてあるので、
なんとかなったと思う。
球と円錐の関係については「円柱にすっぽり収まる球と錘の体積比」が
円柱:球:円錐=3:2:1はやっていたのだけれど、覚えてないかな。
ちょっと悔しいかもしれない。

中3生へ②

いずれ来る日に備えて
今日感じたことを書いてみます
未来への手紙です。
今日は本当にご苦労さんでした。
試験の出来はどうでしたか。
点数が思ったほど取れなかったことで不安に
なっている人いるでしょう。けれど、今はそれを考えても
仕方ありません。
いろいろな情報に振り回されて一喜一憂しても、君たちの
過去の行動に関係することであって、冷たいようですが
いまさらそれを変えることなんてできない。
そもそもその情報自体、何の根拠もない推測かもしれないのです。
現実的に考えて、厳しい現実が突きつけられる可能性も
大いにあります。
もし万が一厳しい現実が突きつけられたとしても、それは
自らの選択の結果だし、その現実から逃げてはいけないと僕は思います。
はじめにいうと合格が光に満ち溢れた未来を約束するものではないし、
不合格が暗黒の世界の始まりではありません。
不合格より合格の方がいいに決まっているのだけれど、
それより、入試という枠の中で成長できないことのほうが、
不幸なのです。
だから合格したとしても人間として成長できていなければ、
個人としての受験は100%成功とは言えない。
逆に、勝利よりも敗北から学び取るものが多い者こそが、
次のステージでは勝利手中にできるかもしれない。
合格・不合格の差はスタートラインの差でしかありません。
力いっぱいしてきての、悔いのない受験をしてきての合格あるいは
不合格ならば、それはどちらの場合であっても胸を張るべきなのです。
未だみなさんの人生は始まったばかりです。
高校入試の合格不合格で左右されるほどチンケなもの
ではありません。
合格は人生で経験したことがないほどの無常の喜びかもしれない
不合格は人生で経験したことのない不幸かもしれない。
でも、そんな喜びが小さいものと思えるほどの大きな喜びが、
不合格以上の苦しみが人生にはあるはず。
君たちの喜びも不幸もまだ始まったばかり
もっともっと辛いことがあるよ。
もっともっと嬉しいことがきっとある。
辛いことを乗り越えられる強さ。喜びを引き出す努力それを
学ぶための受験だったのです。
決して、結果のみ(それが良いものであれ、悪いものであれ)
に縛られるな。
人の生き方にひとつの近道も回り道もないよ。
そして、迷っても、僕は君たちにつきあうよ。