不思議なことに。

世の中で中学受験をする生徒さんは、
どのくらいいるでしょう。確かに首都圏には多い。関西圏も多い。
でも、全国的に見るとそれほど多いかずではないように思います。

しかし、本屋さんに行くと中学受験用の参考書ばかりが、
大量に並んでいます。
僕自身かなり深く関わってきていいるので、中学受験の問題の
難しさや面白さというのはわかるのですが、
あまりに、受験をしない大多数向けの参考書が少ないように
感じます。

ある意味、中学受験をする子は普通の内容は理解できていている
場合が多く、そのため基礎は一切カットできます。
普通の子やあまり得意ではない子がつまずくポイントを
省いても内容が成立してしまいます。
早くから取り組み、繰り返すことも大きなアドバンテージでも
ありますが。。。
ですから、参考書や問題集もつまずくポイントがわかりにくく、
教える方も教えられる方も危険の回避があまり上手くいかないよう
思うのです。それと将来の展開も見えにくい。

もっと、公立中学でのあるいは高校受験を意識しての内容が
あってもいいような気がします。
 
正直、小学校の内容や教科書テストがわかるだけでは
中学校に行って不十分ですね。
例えば、最近も取り上げた割合は中学では基礎知識として
方程式や連立方程式の利用に使用されます。
その時、0.01=1%が理解できているだけでは不十分。

やはり、濃度×食塩水=食塩を仕組みとして理解しておかないと
方程式の立式ができない。
式の立て方は教わるのですが、根本の部分が弱いので、
大の苦手の完成となってしまいます。
僕が方程式の応用や文字式の利用の前に割合・速さで復習の
補習を組むのもの前提としての割合の力を確認しておかなくては
いけないからです。

この点を系統だてて示す資料はあまりにも少ない。
あるにはありますが、教科書会社のものであったり、学習塾の
内部資料だったりするし、一般的には説明がされない。

参考書がないことも不思議なことなのですが、
算数・数学の学びゆくルートが示されないことも不思議なことです。

今僕が時間を見つけていしていることは、自分なりの生徒に与える
参考書を作ること。小中一貫6年分になるようなものにしたいです。

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