入試結果。。。

今年の中3は例年通り、
約半数が地域のトップ5校までに合格しました。
合格おめでとう。

しかし、全員合格というのはむずかしい。
何名かの不合格者を出してしまいました。

残念だった。よく頑張った。そんな言葉では足りないよね。
あまり意味もない。
ただ、そのみんなの入試までのプロセスは胸を張っていい
と思います。

ただ、冷たいかもしれないが、その不合格という事実は、
ほかの誰でもなく、
自分で受け止めなければなりません。
ほかの誰にも責任転嫁はできないのです。
手助けはできるけど、
ほかならぬ自分の力でその事実を乗り越えるしかないのです。
何かが足りないから不合格になった。
それは努力かもしれないし、気持ちかもしれない。
でも、それは過去のこと。
心の傷になったかもしれない。
でも、強い気持ちで乗り越えて欲しい。

人生に無駄などない。この失敗は次に必ず生きる。
強さにつながる。
失敗するかもしれないと思ってチャレンジした子は
いないはず。
そのチャレンジは賞賛を与えられるべきだと僕は思う。

リスクはどんな時にも必ずある。失敗のリスクだけを考えて
チャレンジしないことのほうが後々後悔が残る。

今回、不合格になった子は受験したことに後悔だけはしていない
胸を張って、塾に来て、泣いた子もあった。
せんせい、ごめんね。と言った子もあった。

ぜんぜんごめんねじゃないよ。

誰も誰に対しても謝る必要なんてない。
これから、大きく壁を乗り越えていくのだから、
これから、強く失敗を乗り越えていくのだから、

顔を上げてください。

ただ、ちょっとだけ手助けはしていくからね。
それが、みんなを引っ張ってきた僕のやり方です。
やり方を変えはしないから。

入試はゴールじゃない

公立高校の発表も終わり、
喜びの声、喜びの声。
でも、僕は入試の終了というのはゴールではないと
思っています。

生徒たちが、受験勉強をした期間は1年くらい。
だから、残りの人生の方がはるかに長い。
これから起伏にとんだ人生を生徒の皆さんは送ることになります。

やはり、僕の中の基準としては、入試をゴールに決めさせたら
自分の仕事として負けだなと考えています。
その結果が、良いものであれ悪いものであれ、それがゴールならば、
その子の人生はそこで止まってしまう。
生徒の人生をサポートする立場のものとして、
そこで人生を止めてしまうのは仕事の失敗を意味する。と考えるのです。

スポーツなどと違い
成長や人生というののゴールは自分で決めるものだと僕は考えます。
だから、大学合格が、高校合格が、中学合格がゴールなんだと
自分で考えてしまえば、その瞬間にゴールです。
そこが最終到達点ならば、そこから先の人生って残りカスなの?
もっと人生って尊いものだと思うのです。
高校合格がゴールになる子もいれば、大学合格をそれに定めたり、
就職だったり、結婚?
僕はそれってなりたい自分になるための手段にすぎ無いと思うのです。
だから、顔を上げて前を向いて欲しい。

合格おめでとう!!
でも新しい人生の始まりに過ぎない。
不合格は残念だった!!
でもそれも新しい人生の始まりなのです。

通塾期間が長いと立て直しに時間がかかるなどと言いますが、
決して全てに当てはまる事例ではないと僕は思います。

むしろ、合格を目標に競走馬のように走らされてきているケース
全てを塾のお膳立て通り、これをしたら合格する。
絶対ヤレ!とレールを引かれてしまっているケースのほうが、
立て直しに時間が、、、半年から1年かかる気がします。
受験勉強を試行錯誤しながら、すすめた子の方が、合格不合格に
関わらず次の目標に向かって、手探りであったとしても
前に進める気がします。
統計的に測れるものではないので、感覚的であるのが、申し訳ないのですが

開放感を味わうのは悪いことではないし、次の目標に向かって
充電期間も必要なのですが、
2週間程度に留めて走り始めて欲しいなと思うのです。

勉強だけが重要なことではないのですが。。。