北海道の高校入試③

昨日、高校入試はほぼすべて終わりましたが、
まあ、2次試験があるけれども。。。

公立高校入試についてすこし思ったことを書きたいと思います。
出題形式などは昨年度とさほど変化はないように感じましたが、

平均点は上がりそうな気配です。
特に数学は裁量云々の前に全体的に易化が進んだように
感じます。

他にも理科も全国の入試問題に比較すると少しやさしめ。
記述をどれくらい丁寧に書けるか。この部分に戸惑いが
あったかもしれません。

これらのことから、

裁量問題を導入している最上位公立高校については、
内申のウエィトが一昨年に比べ高くなるように考えます。
点数を取れる子と点数を取れない子の得点差が、
問題が易しくなることによって縮まってくる可能性があります。
数学の裁量などは取れる取れないの差がそのまま合否の差にさえ
なるような側面が、普通に裁量で得点できる問題になっているので、
15点とか10点の差が付きにくい。(埋めにくい)
また、裁量に至るまでの標準との共通問題に時間がかかる問題が
そう多くはないため、皆が裁量にかけられる時間が増えたと思います。
ということは途中まで持っていき中間点を取れる子が増える
可能性があります。数学の得点のばらつきが以前ほどではなくなる
可能性もあります。

まあ、担当している生徒さんの数も多くはないので、推量の部分も多いのですが、
ただ、それまで内申は低いが当日点で逆転というパターンが
さらに減るようには思います。

となると開成とか西の内申悪くても10:0(当日:内申)がある
と考えていた方はかなりハイレベルな得点が必要になる可能性
があります。特に西は倍率が高いし。

あと、中堅どころの市立高校は逆に内申が高くても安心できないかもしれません。
それまでの裁量は中堅どころを受ける生徒には難しすぎて、
逆に得点差がつかないという側面があったのですが、
今回の内容であれば、当日点で大きく差が生まれる可能性があります。
というと、藻岩・平岸あたりでは、内申低いけど。逆転で合格。という
ケースが増えるかもしれません。
内申が高くてもテストでケアレスミスがあれば、簡単にラインから
落ちてしまう可能性もあるのではないかと想像しています。

全体を通じていえるのは、設問をどれだけ焦らず丁寧に読んだかで
結構、得点が決まってしまう。
数学は設問の中に重要な内容が書かれていて、そこを見落とすと
もうまったく解けないという可能性もあるかと。。。

焦ってしまうと損をするという
教訓をあたえてくれるような気がします。

各教科ごとの感想はおいおいと思っています。

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