新高1が今後するべきこと。。。

私立内部進学以外の高1生に気を付けて
ほしいことを少しまとめておきたいと思います。

まず、勝負は4月から6月です。
特に数学に絞ると
因数分解と実数、絶対値のあたりでつまずく人が多い。
私はこの部分が勝負どころかなと踏んでいます。

だいたい合格すると1か月~2か月遊びまわって、
6月後半の前期中間試験で青くなる。
あわてて、7月から夏にかけて塾を探したり、予備校の
夏期講習申し込んだり。

たいてい失敗するパターンがこれです。
たかだか3か月のブランクなのだけれど、取り返すのには
1年近くかかったりします。
勉強自体が、今やっていることと過去の復習と2本立てに
ならざるを得ないから。
取り戻すのに余計なパワー・忍耐力・集中力が必要になる気がする

また、1年かかると9月から11月にかけて2年からの理系・文系の
調査を始める時期にはどうしていいのかわからない。
相談が増えます。
1年かかるとセンターまでの計画が大きく崩れます。

札幌の東西南北は公立高校としてはすごく頑張っている
むろん、旭丘や開成も。第一、光星、立命館も頑張ってる。
でも私立中学内部進学に比べるとカリキュラムの面で圧倒的に不利。

私立の中高が2年の前半でセンターの内容を終わらせて、後半から
センター対策に入るのに比べるとどうしても3年の夏や9月からに
なったらⅡBの最後まで手が回らない。

だから理想形は学校よりもどんどん先に進ませることで、
高2後半くらいから浪人生に交じって予備校のセンター対策受けられると
いいんだよね。あくまでも僕の考える理想ですが。
3年でセンター過去問とか遅い気がする。

かといって、実力が十分備わってないうちから予備校に行っても
予備校で話す内容がわけわからんということに
なりかねない。
予備校の夏期講習の解説を塾の個別指導で受けている
みたいなパターンもありました。

とにかく、はじめの3か月は必死に取り組んでくれ。
だから、4月から7月までは塾を。どこかの塾をお勧めします。
当然うちじゃなくていいんだけど。
それで自分で進めるやり方なりを身につけたら、
予備校なり自学自習なりをしてくれるのが理想形なのだから。
自分でやれるようになるのが理想形だからね。

今年の入試結果高校。

こちらが気になっているお母さんも
あるかと思いますので、本当はあまりかく気はなかったのですが
ご報告まで。

不合格は出ております。
とても残念ですが。。。

合格者としては
市内トップクラスの札幌東西南北は
道コンのランク順に

札幌南1名
札幌北1名
札幌東1名です。

準トップ校の
札幌開成1名
札幌啓成1名 となります。

私立が第一志望の生徒さんもおられます。中3生は在籍7名でした。

私立の合格者を含めると14名合格。
このうち道コンSS60以上の高校への合格者は13名
実に合格者の92.7%なのですね。

第一志望(聞いている範囲での)への合格は6名。

ちょっと気になってサイトを調べてみたところ。。。
他塾とこの点で競争しないとはいっても気になるじゃないですか。

一部上場の塾さんは未発表。
北海道最大の生徒数の塾さんは
わかる範囲でいうと975名中400名が道コンSS60以上。
札幌市内分ですね。率は41.0%

もう一つの大手さんは、実績がいまだに2011年度の
ものでしたが39.5%。
(計算方法が違うかもしれないかもです。)

どれだけ、うちの子らがこの間頑張ってきたかがわかります。
当然、人数定員制ですし、数は出るわけがない。
でも、質としては相当頑張ってくれたのかなーと思います。

僕が一人で教えるというのは、専門性で不安のある方も
あるとは思うのですが、
全教科でそれなりに修行積んでますし、頼りない非常勤や
経験の浅い社員に担当させるよりはずっと有機的に授業を連動させて
いくことが可能なので。
どの教科に時間をかけるべきか、もすべて客観的なものだけでなく
肌で感じられるので合理的だと思っています。
ちなみに演習主体ではなくすべてホワイトボードを使って
講義形式でしていますよ。

広告みたいになってしまった。
これはしないことを信条にしているのに。。。

北海道公立高校入試結果。。。②不合格になっても

不合格になったみなさん。

入試お疲れ様でした。
今は混乱しているかもしれない。それとも少し落ち着いたでしょうか。
今回の結果は努力が報われなかった。

私自身も皆さんも皆さんのご家族も残念だと思います。
高校に受からせてあげられなかったことで、少し責任を
感じています。

しかし、皆さんが高校に向けて頑張った、その努力というのは
幻だったのでしょうか?
全く、努力しなかったのでしょうか?
私は違うと思います。
みんな頑張った。それは良く分かっています。
この入試を通じて努力したことが
これから生きていくうえでより重要なことだと思うのです。
落ちてしまったら無駄な努力だったと考えないでください。
この入試を通じて皆さんは「目標にむかって努力する」と
いうことを学んだはずです。

結果は残念だったかもしれない。
でも皆さんの80年の人生の中で考えれば、一瞬の出来事
なのです。

その出来事と引き換えに一生役立つ習慣は手に
入れられたと思います。
チャンスは何度でもある。次は大学入試ですし、
なりたい自分になること。どこかで必ずリベンジの機会は
訪れます。その時には今の苦しみや悲しみ、痛みは
小さなものになるはずです。
そして付け加えれば、
この悲しみは決して最後ではないし、もっと大きい痛みがきっと
この後待ち受けています。そして、合格なんかに比べようもない
喜びもあるはずです。それを見つけるのは自分自身。
自分でしか見つけられません。

だから、もううつむかないで前を見ていきましょう。
どうせ自分なんかという自己評価は捨てること。
多大な損失です。

人は勝利から学ぶものは少なく、敗北から学ぶことが
より多い動物です。
このラップタイムが思うようにいかないことで
より大きい成長の機会を皆さんは得られました。
もうみなさんは、敗者ではありません。
明日の勝者です。

すべり止めといわれる学校に行って失敗するのは
公立に合格ししてるはずだったとか、
来るはずじゃなかったと
過去に束縛されるケースがほとんどです。

それはすべて否定してください。
皆さんは選ばれてその進学先に行くのです。
そこでどのように自分へのプラスを生み出していくかだけを
考えてほしいなと思います。
後悔などプラスを生み出しませんよ。

迷ったらいつでも相談に乗るし、声をかけなさい。
この部分は命令形です。

北海道公立高校入試結果。。。①

いやあ、さすがに更新を入れないと
見ていただける方も減るようで。。。

しかし、月曜の発表から後が忙しい。
合否結果の確認とかではなく。不合格からの。。。
私は正直、常に、今までずっと合格した子には冷淡です。
それは自分の娘を含めて。
合格した子なんてどうでもいいのです。少々乱暴。

むろん、賞賛はしますが、生徒の努力の結果の実績
であって、生徒を募集するためではない。
合格実績が塾の通知表だとも思わない。
実績は公表しますが、塾の実力だと思わないし、
合格をとるために努力させられたことが
うちの実力だと思っています。

むしろ重要なのは受験の結果で終わらせないことなのです。
合格した子は今聞く耳がありません。だから、4月までかけて、
じっくりと刷り込む。
不合格で落ち込んでしまう子の方が私はより気になる。
残酷だけれど、合格した子も不合格の子も同じ教室で
勉強させます。
初めにラップタイムでしかないことを話しして。

入試は落ちる、受かるが必ずあります。
でも、そのことはある意味一瞬でしかなくて、
落ちたことにも必ず何か人生における意味が
あると思うのです。
合格しても、不合格になっても、それで何かの自由を
得られるわけではないし、
不合格の中から、強さを学び取って
ほしいと思っています。

いろいろな経験を積んで強くなり、なりたい自分への
道筋を得られるはずです。

この敗北でうつむいてしまうことこそが人生の損失のはず。
私はそんな生徒さんに育てていきたくはないと考えます。