小4から?小6から?

日曜日は基本ブログの更新をしません。
それでも、結構アクセスがあって本当に読んでいただいている方
ありがとうございます。
うちの塾も学年はほぼフルコンプで
小5・小6・中1・中2・中3・高1とすべての
クラスを開講中なのですが、
小4だけはまだ1名もいません。
札幌においては小4から塾に通うという
習慣があまりなく、いいところ小5や小6。中学生
というケースが多いようです。
しかし、塾としてお力添えができるとしたならば、
小3・小4が理想的です。
首都圏や近畿圏においては結構常識化している思うのですが
どうもこちらでは一般的ではないようです。
算数においては小数・その計算。概数・分数など、将来の
つまずきの根っこになるものが山積みなのです。
小5で算数は割合などがわからないと焦点になることが
多いのですがもとをただすと、
小数の計算から理解できていないというケースが多いのです。
その根元は小4にあります。
また同時に
小3のわり算が十分にできていないケースがかなり多いのです。
よくまわりでもお聞きするのは、
「まだ早いかなと思って」
ご家庭の方針なのでその点には反対いたしませんが、
では、何をもってまだ早いのでしょうか。
塾通いに早いも遅いもないというのが私の考えです。
正直、高校3年生だって必要ない子もいれば、
小学校に入る前に必要な子もいるかもしれない。
あるのは、その子の状況に応じたタイミングだけだと思います。
だから、中3生になっても、お母さんに
「この子は必要ないですよ」
とアドバイスするケースもあるし、少し様子を見ましょうと
いうケースだってあるわけです。
小学1年生だろうが2年生だろうが必要とあれば、
「お母さん。厳しいね。続けさせた方がいいわ」
という場合もあるのです。
保護者の方にお願いしたいのは
周囲が行っていないとか、中学生になってからとかという
時期という物差しではからないであげてほしいということなのです。
そこでの動きが遅れたならば、
生徒さん自身にとって負担が大きくなる可能性が高いということなのです。
それは保護者の方には見えにくいと思います。
多くの場合、負担の比較はできにくい。
その時点での周囲との比較はしやすくても、
その生徒の時系列的な比較はできにくいのです。
たとえば、中3でスタートした子がもし6年から始めていればこの負担で
済んだはず。小4ならばこの程度。という考えは実際に塾の教員でなければ
見つけいにくいと思います。
当然、そこまで見ながら進めていただいている保護者の方もいらっしゃって
素晴らしいと思います。
ぜひ、そのタイミングをご相談いただければと思います。
札幌市中央区 小中高学習塾 PAT共育ゼミナール

先週のまとめー学習塾の学習小5

先週の内容について。
小5・小6ともに、国語は文法を中心に進めています。
読み取りができないケースの一つとして、
主語―述語の関係が十分に把握できないという点があるので。
で、主語述語なのですが、
多くの場合、問題配列的に主語は何ですか?述語は何ですか?
と並んでいるので主語から探しがちなのですが、
これはあまりよくない。
ほかの言語に比較すると日本語は主語の重みが軽い言語のような
気がします。
日常会話においては主語はほとんど省略され、
ケースによっては述語さえ省略されています。ただ、述語の方が
文章内におけるサバイバビリティ―が高いですから。
また、文章の最後におかれるという性質上、見つけ出しやすいので
そこから見つけることを推薦しています。
文法をなんとなくで濁してしまっているケースが
小学校では多いので、ここでしっかり身につけさせたいのです。
非常に多くの生徒が「主語は」と聞くと「は」とか「が」がつく
という認識しか持っていないケースが多いのですが、
これはあきらかに間違いやすい。
助詞が省略されることもあるし、「さえ」や「だって」、「でも」
も主語にはなります。
下の文章を見ていいただいて、
「おとぎの国では人だって空を飛べる。」
多くの場合主語を「おとぎの国では」と答えてしまいます。
率的には80%以上。
しかし、「飛ぶ」を述語と考えていく場合、
主語は「おとぎの国では」ではおかしいということがわかります。
あとは主語を絶対作らない助詞「を。に。で」
主語というのはこれだから主語という発想では処理しきれない。
むしろ、この助詞以外は主語になる可能性があるという発想で、
述語に対応する言葉を主語としていく方が確実なのです。
塾生のご家庭においては、もしも主語を先に見つけようと
していたならば、そんなこと教わってないでしょと
おっしゃっていただければと存じます。

お手紙を書いています②

お手紙を書いたところから、土曜日にさっそくご連絡を
いただきました。
続けさせたいのですが。。。というお話しでした。
高校生は個別指導があるので。。。
答えとしてはもう少し様子を見ませんかというのが
私の返答でした。
その子が行っている学校は宿題が多く、また部活も盛んです。
そこで塾が加わると遠方ということもあり、バランスを崩してしまう
恐れがあります。
せっかくお金を頂戴して指導するのですから、
その効果が最大限になるタイミングで形を作って
差し上げたいのです。
そのためにはまず宿題をどのくらいの時間で対応できるかを
この1週間ではからなくてはいけません。
そのうえで部活にどのくらい時間が必要か。
だとすれば塾で使える時間はどのくらいか。
方針として、学校重視をするのかしないのか。
一つお預かりするだけでもこのくらいは考えなくては
いけません。
だから、少し待ってくださいなのです。
どんな子かはこの期間のお付き合いで結構理解できている
つもりなので。。。
この1週間様子を見て、ゴールデンウィーク前にスタートしなくては
いけないかもしれません。
ただうちの塾の方針はやみくもにあずかることではありません。
やる以上効果を出すのです。